「誰でも良い」時代を変えなくちゃ!
最近大阪で起きたパチンコ店放火殺人事件について、朝のテレビで寺島実郎氏がコメントしていた。
今回に限らず無差別殺人の犯人は「誰でも良かった」「死刑は当然」というお決まりの供述をするが、寺島氏は「今の世の中は、一人の人間として認められ、尊重される事が少なくなり、例えば仕事においても企業側の都合で『仕事してくれれば誰でも良い』という風潮が蔓延している。」と警告。
「こうした流れの中で、自らの存在を肯定出来ない人の一部が、誰でもいいから周囲を巻き込んで、自滅的な行動に出るのではないか」と語っていた。
私もこのブログで何度も書いているが、金融バブル以降、お金という物差ししか持ってない人間急増し、例えば職人的熟練労働などに対するリスペクトが著しく減った印象がある。
結局彼らは経営再建と称して、職人的熟練労働の行程を単純労働に分解~安価な労働力に置換、結局オリジナルとは「似て非なる物」しか出来なくなる。
最近欧州の高級ブランド商品の生産においても従来の職人が解雇され、徹底的なコストダウン+海外生産へ転換。結果として自社製模造品を高価格で販売して莫大な利益を上げている事が暴露され、強い批判を浴びた(これは氷山の一角だろう)。
元々この国では誰でも「一人の人間として認められ、尊重される」権利を憲法で保障されており、それを損なう権利は誰にも無い。かつて我々も良く言われた「嫌なら止めろ、お前の代わりなんかいくらでも居る」という風潮が強まる今、社会全体が「個の尊重」という方向に舵を切っていかないと、こういう悲劇は減らない様な気がする。
寺島氏はたまたま私の高校の先輩で、昨年の開校50周年式典では講演なども行ってくれた。勿論彼見解全てに賛同する訳ではないが、今日のコメントには、私自身強く共感出来るものがあった。
札幌市中央区とはいえ藻岩山の懐にある母校、若き日の寺島氏も、毎日きつい坂を登りながら登校したんだろうなあと思ったら、何だか不思議な気がする。
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