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2009年2月

2009/02/28

WBCには何だか違和感

 今イチローが盗塁し、ライオンズvs日本代表の実況中継が終了した。今回宮崎キャンプの段階から観客が殺到、道路の渋滞や整理券を取るために徹夜してる様子がテレビで何度も流されたが、ここに来て代表チームの調子は必ずしも良くない様に見える。

 確かに3年前は優勝した。しかし八百長でもない限り、今回優勝出来る保証などない。なのにメディアは執拗に「絶対優勝!」「守るのではない、獲りに行く!」などと煽り立てる(これも視聴率アップの為か?)。

 そこに漂う空気は、大騒ぎしたもののメダルを逃し、忽ち星野監督叩きが始まった北京オリンピックに似ている様な気がする。

 スポーツに限らず、勝負事は「やってみなけりゃ分からない」ものだ。最初から「優勝以外許されない」なんていうメンタリティはマイナスでしかないと思うのだけど・・・。

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2009/02/26

レーシック手術と術後感染

 言うまでもない事だが、日常生活を送る上で視機能は非常に重要である。最近老眼が急速に進行し、老眼鏡無しでは日常生活に支障を来す様になってしみじみ感じるが、もし今老眼鏡の無い時代に放り出されたら、おそらく長く生きる事はできないだろう。

 今回メディアを賑わわせた報道は、都心のクリニックで起きたレーシック手術後の感染症。失明状態の方、角膜移植の必要な方もいるそうだから、まさに深刻な医療過誤という事になろう。

 専門外なので詳細は分からないが、レーシックは眼球に切開を入れて反転し、レーザーを当てて元に戻すという比較的シンプルな手術らしい。しかし今回問題になったのは術式云々ではなく、手術室の感染対策が不十分だった事だという。

 確かに複数の外科系が毎日の様に手術を行う基幹病院に比べ、特定の手術に特化した個人クリニックでは、手術室の管理が甘くなるだろうし、最近レーシックは保険外診療とはいえ価格競争が激化して、コストダウンが優先する傾向らしいから、ある意味起こるべくして起きたとも言えそうだ。

 しかし近視治療で失明や著しい視機能低下を来すのは本末転倒と言わざるを得ない。報道によると居抜きで入ったクリニックの滅菌装置に欠陥があり、機器更新後に合併症が起きなくなったそうだから、やはり院長に隙があって機器チェックを怠っていた事、最初の感染症例が出た時に一旦手術を中止して徹底的な原因究明をしなかった事などが、今後争点となるだろうが、被害者が67人!という衝撃的なケースだけに、今後の推移が気にかかる。

 研修期間が比較的短く、他科に比べて時間的余裕があるとの理由で人気の高い眼科だが、その実態は外から見るよりずっと厳しいのかもしれない。

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2009/02/25

Man About a Horse / Steve Tibbetts/ECM1814

 最近円高のせいかECMが安い!今回もふと見かけたこの作品を¥800程度で入手した。

 Steve Tibbettsといえば「Northern Song」(ECM1218)がイチオシだが、これにはさっぱり縁がなく、80年代にカセットで聴いたっきり御無沙汰している。

 この作品との出会いも数年前、チベット僧とのコラボで神秘的な空間を醸し出していたアルバム(今検索したら「Selwa」と判明)が注目された頃、本作がECM最新作として紹介されていた頃だ。

 さっきから素に近い気分で聴いているが、多彩なパーカッションに下支えされた心地よい空間と、その間を自由に浮遊するギター、スピリチュアルという言葉を使うと凡庸になってしまいそうだが、他に適当な表現が思いつかない。

 ジャケットの写真も素晴らしく、満足度が高い一枚だと思う。

Ecm1814

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2009/02/24

69/村上龍(文春文庫)

 ある時、大学生の息子達からこの小説のタイトルを聞き「?」と思ったのだが、検索したら数年前に映画化されていた様だ。

 何度も書いてる様に、当時13才だった私にとっても1969年は特別な年だったから、軍港の街、佐世保に住み17才だった村上龍にとっては、まさに「人生を決定する一年」だったに違いない。

 初出は1987年、30代半ばになった著者が(おそらく)事実をある程度脚色して描いた当時の高校生の姿は、4つ下の私にもリアルに伝わったものだ。

 今回楽しく読み返してみたが、以前は気付かなかった細かいディテール、特に当時活躍したミュージシャンや、楽曲のタイトルが効果的に使われているあたりが、何とも嬉しかった。

 しかし、バリケード封鎖時に主人公を強烈に罵倒した生徒会書記長に対し「物事を信じやすい、こういう人間が一番危険なのだ」という記述があり、文庫版でこの人物が後に赤軍派に入り、シンガポールで逮捕された事が明かされた点には衝撃を受けた(精油所襲撃事件だろうか?)。

 どんな風に生きようと人生は一度きり、後戻りは出来ない。自己弁護かもしれないが、若い頃に思い切りバカな事をやって来てよかった様な気がする。

1969

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2009/02/23

春遠からじ

 今日は色々あってしんどい一日だったが、帰宅途中ふと空を見上げたら、きれいな夕焼けが拡がっていた。

 割と最近まで、17時過ぎに職場を出たら真っ暗だった気がするけど、ここ数日、気温こそ低いものの、日照時間は確実に延びているのだろう。

 そういえば日照時間の変化は一定ではなく、夏・冬より、春・秋の方がより変化が大きかったと記憶している。

 別に根拠はないけど、今は「秋の陽はつるべ落とし」の反対なのかな?

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2009/02/20

最近の道内降雪状況

 気象の専門家ではないので、確かな根拠は無いのだが、最近北海道の雪の降り方がどうも昔と違う様な気がする。

 私の印象では、10月下旬に初雪(その前に雪虫が飛ぶ)、降ったり解けたりしながら年末頃に「根雪」となる。1~2月は低温が続き、雪もそれなり。多い年は、路肩に積み上げられた雪で見通しが悪くなり、やがて雪祭り。

 その後は比較的安定した日が続き雪晴れも増え、2月下旬~3月上旬に春一番の大荒れ(多い年はこれが2~3回)、そして徐々に雪解けとなり、4月上旬には市街地から雪が消える・・という感じだった。

 しかし最近は積雪ゼロからいきなりドカ雪、解けたと思ったらまたドカ雪、除雪もコンスタントに行う事が出来ず、しっかり除雪した後、気温が上がってグシャグシャになり、再度凍結して悲惨な路面になったりする。

 まああちこちで温暖化の影響が言われているが、私には温暖化というより、両極端に振れ幅が拡大する「砂漠化」の様に思える。

 特に本来札幌市内より雪が少ない筈の千歳空港はボロボロ状態、大晦日の82便欠航はまだ良い方で、1/24は90便、2/17は187便、今日も144便が欠航という惨状である。特に今日は温度が高い為に排雪しても滑走路の安全が確保できない為の欠航(粉雪なら吹き飛ばす事ができるが、ベタ雪が半分凍ると手に負えない)というコメントが出ていたから、関係者の悪戦苦闘はまだまだ続く事だろう。

 明日も大荒れの予報が出ている道内、昨年の国公立大学前期前期試験で、多大な影響を受けた受験生が多かった事を思うと非常に不安だが、そもそもこんな豪雪地帯に300万人も住んでる大都市圏が存在してる方が異常らしいから、札幌圏への人口集中も良くないのかもしれない。

 効果は無いだろうけど、テンプレートでも変えてみるかな(笑)。

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音楽に罪は無かろうに

大麻所持による鈴木茂の逮捕で、発売元が「はっぴいえんど」のCD発売を中止したそうだが、彼らのアルバムが世に出たのは、ファースト「はっぴいえんど」(通称"ゆでめん")が1970年8月(私は世田谷区立O中学3年、アルバムは自由が丘駅前にあったレコード店か道玄坂のヤマハかどちらかで購入)

 セカンド「はいからかくち」は1971年11月(私は新大久保に今のあるKJ高校に通いつつ、70年代的カオス呑み込まれていた頃、渋谷のヤマハで購入。そしてサード「HAPPY END」は札幌で二度目の高校一年をやりなおし、二年にあがる頃でた様に記憶iている(これはすぐ買えなかった。)。

 まあ言ってみれば、文化財みたいな作品であり、30年以上も前の作品にとやかく言うのはおかしいんじゃないかなぁ

 今現役でベストラー出してるミュージジシャンが大麻で逮捕されて新譜発売中止なら分かるけど、30年以上も前の作品には罪はないだろうに。

作品なんだから免責されて当然だと思う

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2009/02/19

村上春樹のエルサレム賞の受賞スピーチ

 テレビで観てから、壁と卵の比喩について考え続けていたが、さっき内田ブログを読んだら、自分で何か書こうという気持ちは完全に消失した。

 そこには私が言葉として出す事が出来なかった「何か」がより高いレベルで表現されており、さらに30年前から愛読し続けている「風の歌を聴け」における「鼠」と「僕」の印象的な会話についても述べられていたからだ。

 内田氏が書いている「『一般的な弱さ』とは異質な、酸のように人間を腐らせてゆく、残酷で無慈悲な弱さ」というフレーズに、私は深く溜息をつき、この30年の間に起きた様々な悲喜こもごもに思いを巡らせた。

 朝方には零下10℃くらいまで気温が下がるらしい。先の事は分からないが、取りあえず大病もせずに生きて来られた事、飢えや寒さに苛まれずに済んでいる事に深く感謝したい。

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2009/02/18

残念!鈴木茂逮捕(大麻所持)

 はっぴいえんどのギタリストとして知られる鈴木茂が大麻所持の現行犯で逮捕された。前にも書いた様に彼は中学の何年か先輩、直接の面識は無いが、彼の活躍によって洋楽一辺倒だった私が国内のロックに目を向け、自分でアマチュアバンドを組んで活動する様になった事を考えれば、私の人生に大きな影響を与えた存在と言えるだろう。

 最近毎日の様に報道される大麻関係のニュース、ネット販売などで昔より遙かに入手が容易らしいから、今回の件も氷山の一角と思われる。

 従来「タバコより依存性が低く発癌リスクがない」などと言われてきた大麻だが、最近の医学文献では「大麻使用による局所脳代謝の低下」や「神経伝達機能の乱れ」など多数のnegativeデータが報告されているから、以前話題になった「合法ドラッグ」同様、安易に手を出すのは厳に慎むべきだろう。

 あとよく引き合いにだされる「オランダでは大麻は合法」というのはどうやら間違いで、昨年12月の外務省渡航情報でも「ハード・ドラッグ(ヘロイン、コカインなど)、ソフトドラッグ(大麻、マジックマッシュルームなど)共に違法であり、所持する事により逮捕される場合がある」と警告されている様だ。

 いずれにせよ「脳に作用する薬物」は十分な経験を持った専門医が対象疾患に対して処方する時でさえ注意が必要なものであり、安易な薬物乱用は絶対に控えて欲しい。

 原因が何であれ損傷を受けた脳の機能回復は非常に難しい場合が殆どだから・・。

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2009/02/17

今時の政治家とidentity

 昨日中川財務相の事を書いたばかりだが、もう辞任というニュースが流れた。

 世界的金融危機+支持率が落ちて末期的な政権という逆風だから、本人は多分ホッとしてるのだろうが、こうなると今時の政治家の資質には重大な問題があるとしか思えない。

 二世ばかりで庶民感覚が欠如、親の地盤で選挙を戦うから政策に通ずる必要もない。閣僚になっても、国を代表する人間という自覚が全く見られず答弁は官僚が書いた原稿を読むだけ(しかも間違える)。

 おそらく「派閥の力関係で自分に椅子が回ってきた」くらいにしか思ってないのかもしれないが、これではさすがにお話にならないだろう。

 何となく「国家のメルトダウン」というフレーズが浮かぶのは私だけだろうか?

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2009/02/16

G7で挙動不審の財務相?

 この仕事をしていて、つくづく怖いと思うのは酒である。勿論適度な飲酒が健康に良いといったpositiveなデータもあるが、その「適度」が「過度」になり、agingが重なると、かなり悲惨な転帰を取るケースが少なくない。

 今回G7閉幕後の記者会見で、中川昭一財務相が挙動不審であったとの報道があり、私もその様子を画面で観たのだが、やはりアルコール摂取による何らかの障害が疑わしいと思われた。

 ネット上では同じ姓である中川秀直氏と区別するために「中川(酒)」などと揶揄される同氏、実際どの程度飲むのか不明だが、少なくとも消化器系、循環器系、中枢神経系に関して、厳重なメディカルチェックを受けた方が良いと思う。

 私の世代だと、父中川一郎氏の謎の死(当初病死とされたがその後自殺と訂正、さらに謀略による他殺説も根強い)や鈴木宗男との後継争いはまだ鮮明に憶えているし、本籍こそ北海道だが、麻布中・高~東大法学部、興銀~衆議院議員という経歴も非常にスマートに感じられる。

 もう20年前くらいになるが、羽田で乗った飛行機が出発時刻を過ぎてもなかなかドアを閉めないので不審に思っていたら、空席になっていた最前列に、秘書を伴った彼が颯爽と現れた事など思いだした。

 当時の私はしがない研修医だったので「格好良いなあ」とその姿を見上げたものだが、初当選以後彼が辿ってきた四半世紀は、もしかすると私なんかには想像も出来ないほど辛いものだったのかもしれない。

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2009/02/15

JR東日本のコンプライアンス(笑)→(怒)

 最近明らかになったJR東日本の不正取水問題、結局国土交通省による取水許可取り消しという処分で決着する事になった。

 今回不正が判明したのは、記録が残っている2002~2008年までの3億1000万トン分だが、実際にはかなり前から行われていたとも言われている。

 手口としてはプログラムの改竄、虚偽の報告など非常に悪質で、環境・生態系への影響だけでなく、地元の漁業にも多大な損害を与えていた様だ。

 それにしてもこうした事件が後を絶たないのは、やはり「株主と経営陣の蜜月~モラル無き利益追求~コンプライアンス逸脱」という一連の流れと無関係では無い気がする。

 JR東日本のサイトで「当社のコンプライアンスへの取り組み」というのをみかけたが、何だかひどく寒々しいものを感じた。

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2009/02/14

ビジネスモデルなんか要らない

 久しぶりに内田ブログを開いて「大学はどうなるのか」という記事を興味深く読んだ。小泉・竹中時代に持てやはされた「株式会社立大学」の衰退と終焉に関する論評は、まさに医療にもそのままあてはまると思われた。

 曰く「大学は『こういう教育を行いたい』と強く念じる人によって創建されたのであり、大学を存続させるために『どういう教育プログラムを実施すればいいのか?』という問いを立てること自体、そもそも本末転倒なのである。」とあり、「大学を存続させる力は『世間がなんと言おうと、こういう教育を行いたい』とつよく念じるモラルの高い教職員たちのオーバーアチーブである。」と追加されている。

 また「教師というのは、『これまで誰もやったことのないすばらしい教育を行おう』というふうにはふつう考えない。現状に満足しているからではない。そうではなくて『むかしはうまくいっていたのに、いつのまにすっかり堕落してしまった“教育の黄金時代”にもう一度還らなければならない』と考えるのである。」と締めている。

 その他、そうやれば給料分の仕事はするだろうと考えた連中が、「教職員を脅し上げ、萎縮させ、従順にさせ、馴致させるか」ということばかり考えてきた事により「給料分以上の仕事をしていた人々」からフリーハンドを奪ってしまった取り返しのつかない事態を憂いている(引用は一部改変)とも書いてあるが、これはそのまま医療にもあてはまる。

 小泉・竹中時代の聖域無き財政改革(と言いながら天下り法人はしっかり残された?)により、医療機関の多くは疲弊し、医の理念より、施設の存続に多大なリソースを投入せざるを得なくなった。中にはうっかりビジネスマインドたっぷりのコンサルを入れて施設ごと崩壊してしまった所もあるが、要は日銭勘定に一喜一憂する状況で良質な医療を提供するのは到底不可能なのだ。

 内田流に言えば、我々もまた「基本的にこういう医療を実現したい」と望む者の一人である。メディアでもてはやされる様な「誰にも真似出来ない」医療ではなく、かつてそうであった様に、患者さんと互いに信頼関係を築きながら、それぞれの領域で、当たり前の医療を当たり前に提供出来る事を目指しているのだから。

 あちこちで破綻し始めた「ビジネスモデル万能主義(+市場原理主義)」、少なくとも教育や医療。福祉といった「人間」が介在する業種では、負の遺産を遺して消えてい行く事を望みたい。

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2009/02/13

明日は誕生日

 去年は何を書いたかな?と思って読み返したが、二男の大学入試でそれどころでは無かった模様、一昨年も忙しくて当日のエントリは無く、ちょっと意外だった。

 さすがに知命を迎えた3年前には色々書いてるが、この時はまだ家族5人の生活だったんだなぁ。

 両親が50才前に亡くなった上に一人っ子なので、50代以降の生活をなかなか思い描けない私だけど、やはり無理に流れに逆らうのは良くないし、もうそんなパワーも無いから、肩の力を抜きつつ、無理のない範囲で、良質なoutputを出していきたいものだ。

 MDとしては、やはり脳機能画像の臨床応用、なるべく少ない負荷で、有用な情報が得られる方法を組み合わせ、予防や治療に役立てたいし、事情が許せば、何らかの形に残したいとも思う。

 まず日々コツコツとデータを積み上げるのが先だけど。

Mrs_hip

 上の画像は3T・MRIによる海馬のMRS、peak比で評価するので、やや扱いにくいが、スクリーニングに使える可能性はある(これは正常ボランティア)

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2009/02/12

100年インタビュー 池澤夏樹

 いつもの様に適当にテレビのリモコンを押していたら、NHKのBShiで池澤夏樹氏のインタビューに遭遇し、そのままずっと観ていた。

 母は詩人、実父は小説家・詩人として知られる福永武彦という文学の血が濃い彼だが、両親は彼が5才の時に離婚しており(池澤は母の再婚後の姓)、高校生になるまで実父の事は知らなかったそうだ。

 幼い頃から母の影響で、沢山の書を読み、文学に深く傾倒したものの、大学はあえて理系を選び結局中退。翻訳をしたり、ミクロネシアに移住したり、詩集を出すなど様々なフィールドで活動、その後短編小説なども書くようになった。

 この頃実父の死により重圧から解放され、本格的に小説を書くようになった彼は「スティル・ライフ」で1988年度芥川賞を受賞。この作品は私自身リアルタイムで読んだ筈だが、卒試、国試、育児に追われ、研修医生活に突入した時期だったせいか、全く覚えていないのが悲しい。

 その後の彼については、沖縄に長く住んでいた事や、ハワイでのフィールドワーク、開戦前のイラクを訪れたルポ程度の事しか知らなかったが、今回のインタビューで彼が語った様々なメッセージは、(それに同意するかどうかは別にして)深く私の心に響いた。

 この機会にもう一度「スティル・ライフ」を読み直そうと思うが、どちらかというと飽きっぽい私が、インタビューのみで90分という企画に集中できたのは驚きだった。

 何かと問題が多いNHKだが、こういう番組をじっくり観ることができるのは嬉しいな。

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2009/02/11

Today You're Mine /Janis Ian

 音楽ネタが続いてしまったが、最近気になっていたJTのCM、多分ジャニス・イアンだろうと思い検索してみたら、やはりビンゴ!早速iTunes Storeで購入し、しみじみ聴いている。

 私にとって彼女の歌は70年代のフレーバー満載、この曲以外にも、家庭崩壊を描いた「岸辺のアルバム」で使われた「Will You Dance」や、坂口良子がシングル・マザーを演じた「グッバイ・ママ」の主題歌「Love Is Blind」、自身の体験を元にしたといわれる「At Seventeen」など、好きな曲が結構ある。

 キャロル・キングやローラ・ニーロに比べるとやや地味かもしれないけど、彼女の歌にはどこかホッとさせられる。

 JTのCM担当者、なかなかの強者と見た(笑)。

J_ian

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2009/02/10

All By Myself/Eric Carmen

 外出中は勿論、家にいても時々BGMに馴染みのある曲が流れてハッとする事がある。今日も何となく観ていたBSの紀行物から、エリック・カルメンの「All By Myself」が流れ、思わず聴き入ってしまった。

 さっそくネットで歌詞を検索して自己流で訳してみたのだが・・

僕がまだ若い頃
僕は誰も必要としていなかった

誰かと愛し合うのもただの遊び
でもそんな日々は過ぎてしまった。

ひとりきりで暮らしてみて
僕はそんな友達のことを考えている
僕が彼らに電話をしても
誰も電話には出ない

たった一人きり
たった一人きりには
もうなりたくないのに

確かな事は言えないけど
時々とても不安になる
そして愛はとても遠く、ぼんやりしている
だけど、まだ救いは残ってるさ

たった一人きり
たった一人きりには
もうなりたくないのに

 まあかなり適当だけど、ニュアンスだけは伝わるかな?

 自分はこんな二枚目的青春とは程遠い生活をしていたけど、たっぷりあると思い込んでいた人生の残り時間も着々と減りつつある今、こういう曲はなぜか心に深く染みる。

 それにしても検索したらネットラジオで曲まで聴けちゃう事を発見!これじゃCDショップは苦しいだろうな。

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2009/02/09

飛行機で出勤(笑)

 この週末は東京での研究会にぶつけて、三男と「大学見学」に行ってきた。

 彼は札幌から私のマイルで得た特典航空券で上京、原宿あたりを散策した後、東京メトロの某駅で待ち合わせ、マクドナルドで買った食料と飲み物と共にホテルにチェックインした。

 私が違う場所で行われていた頚動脈病変に関する研究会に出ている間、彼はホテルで爆睡。私が戻ってからホテル内の最も安い所で食事をとり、風呂に入って寝た。

 翌日は早起き、和食の店で美味しい朝定食をいただいたが、なぜか給仕してくれた女性が外国訛りでちょっと違和感。

 その後私大1校と国立大1校を見学し、少しだけ観光もして空港に向かった。

 しかし・・・・。札幌行きは「天候調査の結果引き返す可能性あり」との表示にガックリ。前夜の羽田~千歳はほぼ全滅だったから、その暗い印象が甦ったのだろう。

 三男のチケットは変更できないし、私が函館に着いて、彼が羽田に戻った場合、一人で夜明かしとなるのはさすがに気の毒なので、最終的に私が札幌行きに変更し、翌朝一番の丘珠発に乗る事にした。

 結局・・・飛行機は無事札幌に着いたが、高速道路は凄い雪+事故、バスが自宅近くのターミナルに着くのには、いつもの倍近い時間がかかった。

 今朝は地下鉄の始発に乗って栄町まで行き、タクシーで丘珠空港へ(ほぼワンメーターに近い)。ここでも天候調査が入ってビビったが、凍結した滑走路の整備後普通に飛んだ。

20909

 今回は空港にクルマを駐めていたので、到着後はそのクルマに乗って出勤!職場に着いてすぐ外来を始めたが、幸い予約が少なかったので助かった!

 さらに夜は宴会もありヘロヘロだったが、さっきようやく帰宅。洗濯機を回し、部屋を少し片付けて、こうしてブログを書いている。

 今週は明日行けば明後日休日、何だか凄くホッとする。

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2009/02/06

妄想的鉄道旅(2)

 「鉄」歴が長く、高校生以降は北海道在住なので、最北端(稚内)と最東端(東根室)はかなり前に訪れている。

 そこで今度は最南端、最西端を目指したいと思ったのだが、さすがに遠い。一応最南端は沖縄の赤嶺駅(ゆいレール)となっているが、個人的にはやはり西大山(枕崎線)だろうし、JR最西端は佐世保駅だが、実際に最西端にある松浦鉄道平戸口駅は旧国鉄なので、やはりここは平戸口駅を最西端としたい。

 色々考えてみたのだが、西大山は鹿児島中央から出る枕崎線にあるので、前ノリで鹿児島中央駅近辺に泊まり、9時59分発の山川行きに乗り、山川で20分待ち、11時54分に西大山へ着く。

 問題はこの後で、西大山で下車すると帰りの列車が2時間待ち、何もない所での2時間はやはりちょっと勘弁して欲しい。

 よって枕崎まで乗車すると12時49分着。出来れば開聞岳など眺めながらのんびり行きたい所だが、このルート帰りは結構しんどいかもしれない。

 そこでさらに調べると枕崎からは鹿児島空港行き直行バス、鹿児島市内行きバスが出ており、特急バスだと空港まで1時間45分。せっかく南国まできたのに勿体ないが、そのまま空港に向かい、羽田行きを捕まえて戻るのも良さそうだ。

 若い頃みたいに暇が沢山あれば、当然JRで鹿児島に戻って一泊、翌日新八代経由で鳥栖に出て、有田から松浦鉄道・・・と行きたいが、やはり最南端と最西端を一気に制覇するのは難しそうだ。

 あー、遠くへ行きたい(ため息)。

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2009/02/03

天下り

 天下りがあるからキャリア官僚になろう!なんていう人は多分居ないだろう。

 ただ優秀な資質を持ちながら、在職中は超多忙+それに比べて薄給、同期のうち一人しか次官になれないから、そのレースに敗れると居場所がないそうだから、そんなシステムはそろそろ廃止しても良い様な気がする。

 こうした歪みにより、中途退職を余儀なくされた人は、公的法人や民間に移るしかないのだろうが、退職金もキチンと貰い、年金もしっかりあるのだから、高額の給与+退職金で財を成す「渡り」なんていうのは「恥」だろう。

 もっとも本人にすれば「民間に就職していたら得ていたであろう生涯所得分は貰わないと不公平だ」と感じるかもしれない。

 それにしてもだらしないのは政治家という人たち、明らかに賢い官僚に書いてもらったと思われる原稿をたどたどしく読む姿は、本当に恥ずかしい。

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2009/02/02

仕事における距離感

 時々他科のDrに教えを請う事があるが、そういう時に丁寧に教えてくれるDrと「ガイドライン読めば分かるでしょ」と突き放すタイプのDrが居る。

 勿論私の質問のピントが外れていたり、礼節に欠けている可能性もあるのだが、ガイドラインというのは、あくまでも診療の骨組みであり、それだけで治療出来る訳ではないのだ。

 私は性格が悪いので、そういう時は「じゃああなた脳卒中ガイドラインを読んで脳卒中の治療が出来ますか?パーキンソン病のガイドラインを読んでパーキンソン病の治療が出来ますか?」と心の中で呟きながら、静かに退散する事にしている。

 例えば薬剤の選択、用量、効果判定、効果が悪い時、用量が少ないのか、多すぎるのか、医原性合併症のリスクはどの程度なのか?

 これらは全て自分と患者さんの距離感を適正に掴めるかどうかに集約されると思う。

 そしてその距離感を自然に会得し、適切な薬剤を適量処方し、予想通りの治療結果を得て、次の段階に進むのが、おそらく良い診療と言えるのだろう。

 きっとどんな仕事でも、こうした距離感みたいなものがあり、それをうまく捉えるのが、良い仕事への近道ではないだろうか。

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2009/02/01

今日は三男坊の誕生日

 札幌の家ではささやかなお祝いが行われた模様。私も超不慣れな携帯デコメールを送ったが、果たしてちゃんと届いたかどうか。

 思えば17年前、当時勤務していた某病院で早朝に無事出産、父親とあまりに似てるので、助産師さんたちが紙を切って黒く塗り、付け髭をしたという話もあった(真偽は不明)。

 確かに彼は2/1で私は2/14、36才の時の息子だから、干支も一緒。さらに血液型も占星術の星座も一緒だし、偶然ながら高校も一緒になってしまった。

 一時は随分それをウザがっていたが、最近は「別に関係ない」と思ってる様だから、きっと少し大人になったのだろう。

 あと一年で高校も卒業、同居していた二男の時と違い、進路についてはよく分からない父だけど、取りあえず、キラキラした物に惑わされず、地道に努力を継続出来る大人になって欲しいと思う。

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