昨日はベルリンの壁崩壊から20年
あいにくしっかり観る事は出来なかったが、NHKを中心に結構特集番組が多く組まれていた。
私は冷戦時代に生まれ育ち、壁崩壊の時は33才だったが、幼い頃から、壁を越えようとして叶わず、射殺されたり、処刑されたりした人たちの話を聞かされていたので、壁が倒された時は感無量だった。
しかし東西の壁が撤去された世界は、経済活動の壁も無くなった事で、新たな二極分化(富める者と貧しい者)を生んだ。唯一の大国となったアメリカは、ビジネスという経済的侵略の他に、強大な軍事力を、アフガンやイラクに行使し、多くの市民に犠牲を強いた。
冷戦時代が良かったとは到底思えないが、ある意味、2つの勢力の拮抗が「平和の支え」になっていた訳で、冷戦後のカオスに比べれば、まだ秩序があったとも言えるだろう。
今日は黄海で、北朝鮮と韓国の警備艇の間で銃撃戦があったが、南北の経済を自由化したら、おそらく北朝鮮は崩壊するだろうから、このタイミングでの戦闘には、何か象徴的な意味があるのかもしれない。
一市民である以上、戦争を望む人間はまず居ない。だが、地球を何度も破壊するだけの核兵器を誇示し合い、スパイ戦を世界中で展開し、謀略や暗殺が日常的に計画されていた世界の方が、今より豊かだったかもしれないと思うと、改めて人間という生き物の愚かさに深い失望を覚える(勿論自分もその愚かな生き物の1人だ)。
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