音楽・ECM

Tierra Que Anda/Silvia iriondo

 私のPCから、AmazonでECMを検索すると必ず出て来るのがこのアルバムだった。ジャケットだけでも”買い”を予感させるアルバムだったのだが、価格の変動が激しく、¥1200~2600まで動いていたので、しばらく放置していた所、¥1200程度になったので、購入してみた。

 一応ECMからの発売(実際は再発?)の様だが、届いた盤には、ECMのナンバーは振られて居らず、レーベルも「CARMO」、印刷は「CARMO/16」となっていた。

 まあ以前の「Watt」みたいなものかなぁと思いつつ、取りあえず聴いてみたが、やはり予想通り、しっかりストライクゾーン!

 あくまで私の勘みたいなものだが、南米音楽でヨーロッパのレーベルから出ている盤には外れは少ない様な気がする。

 久々のジャケット買い、しばらく楽しめそうだ。

Irondo

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平日帰宅後のおぢさん

 仕事が終わったら、どこかで買い物をして帰宅する。好物のゲソ揚げをつまみながら、キリン・フリーを飲むのが最高だが、今日はホカ弁で、まんぷく鶏カツ弁当(焼きそば入り)を買って帰宅し、キリンフリーを飲みながら、ゆっくり時間をかけて食べた。

 テレビはあらかじめ録画したBSの「酒場放浪記」や「秘境駅」あたり、普段地上波は殆ど観ないが、たまに下らないバラエティを楽しむ事もある。

 今日はAmazonから届いたばかりのECMのCDが2枚あるが、封を切った時くらい気合いを入れて聴きたいので、気力の足りない今日はスルー。

 欧州のクロマグロ禁輸措置に関するニュースを眺めていたら、若い人が「鮪の入ってない寿司は寿司じゃない!」と断言してたけど、昭和30年代に育った私には、鮪に関するこだわりは殆ど無いから、「無くなったら違うネタを楽しめば良いじゃん」と思う。

 その後携帯メール、PCメールを確認し、シャワーを浴びて、ソファに寝転がって30分くらいうたた寝。

 今夜は色々仕事もあるから、早めに手を付けて頑張る予定。

 ちなみに今日届いたのは下記の2枚、少し聴き込んでから紹介したい。

Mostly  Remembering_2

 1人の生活もだいぶ板に付いてきた。50代だからこそ楽しまなくちゃね(笑)。

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A.R.C/ECM1009

普段衣類には殆ど頓着しない私だが、さすがに夏の間はこまめにTシャツを替える。前にも書いた様に「オヤジ臭い」のはどうしようもないが、「臭いオヤジ」ほどヤバイものは無いからだ。

 幸い若い頃からTシャツ+ジーンズが基本なので、Tシャツに困る事はないのだが、今朝適当に着てきたTシャツを見たら、何年か前にユニクロが出した「ECM」シリーズの一枚で、デザインは「ARC」だった。

 終日外来ののdutyを終え、軽くメシを食い、iPodでこのアルバムを聴きながら外来で山になった書類(特定疾患の更新関係がメイン)書きをしていたら、いやー捗る!

 メンバーは、 Chick Corea、Dave Holland そしてBarry Altschul(percussion)、いかにも硬い感じでキレが良いECMっぽいスィング感??や、70年前後に良く聴かれたいフリーな部分があるかと思えば、一風変わったバラードもが入っていたりする。

 トータルするとやや散漫かもしれないが、個々のナンバーは良い感じで仕上がっていて、結構楽しめた。

 実はこのCD、「1000番台は見つけ次第買え!」という教えに従って買い、あんまり真面目に聴いてなかったのだが、やはりこの教えは正しい事を確信した(笑)。

 さて今度はきちんとオーディオで聴いてみよう。

Arc

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Amazonからのメール

 最近下記の様な内容のメールが来た。

このたびは、Amazon.co.jpをご利用いただき、ありがとうございます。

先日ご注文いただきました下記の商品につきまして、予定しておりました発送予定日に変更がござい
ます。

  ECM (編集) "The Cover Art of ECM: Edition of Contemporary Music"

上記商品につきましては、ご注文時にご案内しておりました発送予定日までに商品を発送するよう努めてまいりましたが、現時点では、上記商品の確保が出来ておりません。

 現時点での最新の発送予定日は下記になります。お待たせして申し訳ありませんが、継続して商品の調達に努めてまいりますので、商品の発送まで今しばらくお待ちくださいますようお願いいたします。

  ECM (編集) "The Cover Art of ECM: Edition of Contemporary Music"
[ペーパーバック]
    発送予定日: 2009-07-15 - 2009-07-26

 以前ECMの25周年記念として出されたジャケットアート集は当然即完売で、現在は6万円以上まで高騰している。

 そこで40周年の今年に、出版予定だったのが本書で、予約もかなり前から入れていたのだが、やはり及ばなかった様だ。

 まあこれでダメなら縁が無かったという事かな。

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Passengers/Gary Burton Quartet with Ebarhard Weber/ECM1092

 30年近く前からアナログで良く聴いたアルバム、最近無性に聴きたくなり円高という追い風を受けてCDを購入。

 今改めてタイトルを見直してみると「 Gary Burton Quartet with Ebarhard Weber」となってる訳だが、雰囲気的にはPat Metheny Group withGary Burtonという感じがする。まあEbarhard Weberはほぼ同時期にレコーディングされたPatの「Water colours」(ECM1097)でベースを弾いてるせいもあるのだろうけど。

 6曲中3曲がPatの作品、当時23才の彼がいかに凄い存在であったかを改めて痛感するが、Ebarhardの「Yellow Fields」も入ってたりして、ECMファンには楽しめる内容だと思う。

 個人的には昔から「Whopper」が大好きで、早速iPodに入れて頻繁に聴いている。

 実際に道東あたりで見かけそうな道路標識のジャケットも秀逸な本作、人生に疲れた時には良いかも(笑)。

Pass

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Man About a Horse / Steve Tibbetts/ECM1814

 最近円高のせいかECMが安い!今回もふと見かけたこの作品を¥800程度で入手した。

 Steve Tibbettsといえば「Northern Song」(ECM1218)がイチオシだが、これにはさっぱり縁がなく、80年代にカセットで聴いたっきり御無沙汰している。

 この作品との出会いも数年前、チベット僧とのコラボで神秘的な空間を醸し出していたアルバム(今検索したら「Selwa」と判明)が注目された頃、本作がECM最新作として紹介されていた頃だ。

 さっきから素に近い気分で聴いているが、多彩なパーカッションに下支えされた心地よい空間と、その間を自由に浮遊するギター、スピリチュアルという言葉を使うと凡庸になってしまいそうだが、他に適当な表現が思いつかない。

 ジャケットの写真も素晴らしく、満足度が高い一枚だと思う。

Ecm1814

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脱・ECMディスク至上主義

 今までiTunesからのダウンロードを極力控えていたECMレーベルのアルバムだが、数日前ふと遭遇した「Shift In The Wind」(ECM1165)、中古、新品を問わず今まで一度もディスクを見た事が無かったので、取りあえず落として聴いてみている。

 何だかんだいっても「できればディスクで聴きたい」ECM、特にオリジナルの西ドイツ盤アナログ(薄さが特徴)が最高だが、もうそれも夢の彼方に去りつつあるから、CDでも文句は言わない。

 私は雑音だらけのAMラジオで音楽を聴き始めたので、iPodクラシックでこのアルバムを聴いてもそれ程違和感はなかったが、やはり分かる人には違いがクッキリ分かるんだろう。

 内容はかなり私好み、アート・ランディの耽美的なピアノにしっかり絡むゲイリー・ピーコックのベース、ドラムは名盤「You Must Believe In Spring」で晩年のビル・エバンスを支えたエリオット・ジグモント、こんな名盤を知らなかったなんて何だかすごく恥ずかしい。

 ちょっと検索したらこれってニューヨークのコロンビアスタジオで録音されてるのが不思議。この時期だったらオスロの「タレントスタジオ」(「レインボー・スタジオ」もあるか?)かバウアーの「トン・スタジオ」が定番だったと思うのだが・・・(記憶違いかも)

 まあ結論として「ダウンロードのECMは不本意だが良いものは良い!」という事。

 近日中にDRM解除のアップグレード(有料?)もあるそうだから、これからも入手困難なものはダウンロードするのが良さそうだ。

 ここでAmazonから発売が遅れていた「CODONA三部作」発送のメール!円高のおかげで3枚組¥3000!中古盤より安い!!

Shift_in

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Solstice(ECM1060)

 久々に何も予定が無い休日。年末の忙しい時期にホッとできるのは何とも嬉しいが、人手不足が著しいこの業界、これからは昔の様に年中無休を強いられそうな予感・・。

 さっきから雪が降ったり合間に晴れたりという「冬らしい」天気。いつも何となくつけっぱなしにしているBS(主に紀行もの、NHK特集など)を消して、オーディオセットのスイッチを入れ、Ralph Towner、Eberhard Weber、Jon Christensenの名盤「Solstice」(ECM1060)を聴いている。

 もう30年くらい愛聴しているアルバムだが、吹雪の夜に聴いて鬱々気分にどっぷり浸るのも結構快感だし、こういう雪の合間に陽光が差し込む日中に、出涸らしの珈琲を啜りながら聴くのも良いものだ。

 まあ異論もあるだろうが、私にとってECMは北方系の音楽であり、まるで着慣れた服の様にフィットするっていう感じだろうか。

 それにしても良質な音楽がゆっくりと拡がって空間を満たしていく感覚は、オーディオセットならではのもの。実に快感!

Ecm1060

ちなみにこの2年後同じメンバーで続編「Sound And Shadows」(ECM1095)が出ており、こちらもオススメ。こちらのクレジットでは、Ralph Towner/Solsticeとなっているから、「Solstice」というのはこの3人のユニット名なのだろう。

Ecm1095

 さっきから雪の降り方が強くなってきた・・・食料買い出し面倒だなぁ。

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Cloud DanceとGrazing Dreams

 先日「Codona」3枚組セットで取り上げたCollin Walcottの初期作品に「Cloud Dance」(ECM1062・1975年)と「Grazing Dreams」(ECM1096・1977年)があり、どちらも長年愛聴しているのだが、今までは、どちらかというと「Cloud Dance」の方が好みだった。

 しかしさっきiPod+Boseのヘッドホン(on ear)で聴いたら、「Grazing Dreams」も実に素晴らしく、改めて彼の早すぎる死を惜しむ気持ちが深まった。

 「Grazing Dreams」はとにかくジャケットが美しく、特にLPはそのまま壁に飾れるレベルだが、残念ながらもう手元には残っていない。

 今回感じたのはメンバー(John Abercrombie - Guitar、Don Cherry - Flute, Trumpet、Palle Danielsson - Bass、Dom Um Romao - Percussion)が力まずに奏でる音群が、それぞれ緩やかに絡み合って独特の空間が醸し出され、その拡がりの中に自分がポツンといる感覚で、それは今まであまり感じた事がない新鮮なものだった。
 
 出張の移動時に聴くECMは、どうしてもメセニーやゲイリー・バートン、キースあたりに落ち着いちゃうけど、、例えば空港ラウンジで、ソフトドリンクを飲みながら離着陸する飛行機をボンヤリ眺める時は、本作が合っているかもしれない。

 31年前のアルバムだけど、聴くたびに新しい発見があるのは、聴き手である私の変化なのかな?

Cloud  1299

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先日遭遇したECM紙ジャケ盤は

 やはり40周年記念の廉価盤「Touchstones Ⅰ」だった様だ。1971年~1993年と記載されているので、おそらくそれ以後のIIも出るのだろうが、Amazonでは価格がバラバラで、廉価盤とはいえ仕切り値が違うのかもしれない。

 リストは下記の通りだが、やはり「売れ筋」が多いせいか、既に持っている盤が多く、今回購入した4枚で、ほぼ網羅出来た様だ。ちなみに☆は私自身の評価を三段階で現してみたもの(かなり独断と偏見)。

Keith Jarrett: Facing You☆☆

Paul Bley: Open, To Love☆☆

Paul Motian: Conception Vessel☆

Ralph Towner, Solstice: Solstice☆☆☆

John Abercrombie, Dave Holland, Jack DeJohnette: Gateway☆☆☆

Collin Walcott, John Abercrombie, Dave Holland, Jack DeJohnette: Cloud Dance☆☆☆

Enrico Rava, John Abercrombie, Palle Danielsson, Jon Christensen: The Pilgrim And The Stars☆☆

Kenny Wheeler, Keith Jarrett, Dave Holland, Jack DeJohnette: Gnu High☆☆☆

Tomasz Stanko, Tomasz Szukalski, Dave Holland, Edward Vesala: Balladyna☆

Gary Burton Quintet: Dreams So Real - Music Of Carla Bley☆

John Abercrombie, Ralph Towner: Sargasso Sea☆☆

Ralph Towner, Eddie Gomez, Jack DeJohnette: Batik☆

Terje Rypdal, Miroslav Vitous, Jack DeJohnette: Terje Rypdal / Miroslav Vitous / Jack DeJohnette☆☆☆

Pat Metheny: New Chautauqua☆☆

Jack DeJohnette, Special Edition: Special Edition☆☆

Pat Metheny Group: American Garage☆☆☆

Art Ensemble of Chicago: Full Force☆☆

Lester Bowie: The Great Pretender☆☆

Dino Saluzzi: Kultrum☆

Oregon: Oregon☆☆

Chick Corea: Children's Songs☆☆

Pat Metheny Group: First Circle☆☆☆

Egberto Gismonti, Nana Vasconcelos: Duas Vozes☆☆

Shankar: Song For Everyone☆☆

Bill Frisell: Rambler☆☆

Marc Johnson, Bill Frisell, John Scofield, Peter Erskine: Bass Desires☆☆

Chick Corea, Miroslav Vitous, Roy Haynes: Trio Music, Live in Europe☆☆

Keith Jarrett, Gary Peacock, Jack DeJohnette: Standards Live☆☆

Jon Hassell: Power Spot☆☆

Norma Winstone, John Taylor, Tony Coe: Somewhere Called Home☆☆☆

The Bill Frisell Band: Lookout For Hope☆☆

Marc Johnson's Bass Desires: Second Sight☆☆

Oregon: Ecotopia☆☆

John Surman: Private City☆

Dave Holland Quartet: Extensions☆

John Abercrombie, Vince Mendoza, Jon Christensen: Animato☆☆

Jan Garbarek: I Took Up The Runes☆

Anouar Brahem: Conte de l'incroyable amour

Keith Jarrett, Gary Peacock, Jack DeJohnette: Bye Bye Blackbird☆☆

Charles Lloyd Quartet: The Call☆

 ちなみにジャケットは下記が気に入っている。

Song_for

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Enrico Rava / The Pilgrim and the Stars  ECM 1063

 かなり前にCDを見かけたものの「アナログあるからいいや」とスルーしてしまった一枚。最近Amazonで偶然発見し、価格も¥1600程度なので即購入。昨日はみっちり聴いていた。

 まあECM1000番台は「見つけ次第買い」が原則なのだが、遭遇時に限って金欠だったり、ケチな根性が出てしまって、いまだに全然揃っていない。

 届いてびっくりしたのだが、このCD、ECM40周年記念企画なのか紙ジャケだった。そうなると他の未入手盤も出てるかもしれないと思い、あちこち検索、ついつい追加注文を出してしまった。

 さて内容はほぼリアルタイムで聴いた時に比べると、衝撃度は少ない。Enrico Ravaはマイルスやチェット・ベイカーに強い影響を受けたイタリアのトランペッターとして知られるが、初めて本作を聴いた頃は、私自身まだ「電化マイルスにどっぷり浸かる快感」を知らなかったからだろうと自己分析。

 勿論本作が素晴らしい事に変わりはなく、私自身今後も愛聴していくだろうが、やはり「時代と共に輝く」部分もある訳で、電化マイルスを堪能したリスナーには、ちょっと物足りないかもしれない。

 興味ある方は是非お試しを。

Pilgrims

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ちょっとした悩み

 同好の士以外には「??」という話だろうが、実は今、結構真剣に悩んでいる。

 それはECMからかつてリリースされた”Codona”というユニットのアルバムが今回セットで出るのだが、それを買うかどうかという事だ。

 このユニットはドン・チェリー、ナナ・ヴァスコンセロス、そして今は亡きコリン・ウォルコットによるもので、まあ好きな人にはたまらないが、そうでない人には・・・というものだ。

 問題は、私がこのうち「Codona」と「Codona3」を持っているものの、「Codona2」を持っていないという事なのだが、新宿のユニオン中古あたりでも、「Codona2」を見かけた事は無いし、最後に「Codona2」を目撃したのは数年前、渋谷HMVの新品(しかも¥3000以上!)だったから、今後も出会える可能性は少ないと思われる。

 重複した音源を持つのは好きじゃない私だが、今回の3枚組、Amazonの値段は¥3548だから、あの時新品の「Codona2」を買ったと考えれば、やはり注文すべきなんだろう。

 中古店でまとめ買いする時は、結構イケイケで同じ盤を買っちゃったりするのだが、こうしてじっくり考える時は、なかなか決断できない。まあアウトバーンの事故で夭折したコリン・ウォルコットへの遅すぎる香典だと思えば安いものかもしれないな。

 よっしゃ注文だ!

Codona

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本当に久々の渋谷HMV

 予想はしていたが、ジャズの仕切りから”ECM”が消えていた。2~3年前にちょっとしたブームになったECMだが、センスの良いジャケットや硬めのサウンドに一時的に惹かれた人たちが多かったのか、最近はかなり沈静化した様だ。

 ただ渋谷HMVの”ECM”の仕切りはそれよりずっと前から存在しており、私の場合はユニオン中古→HMVという行動パターンが定着していたから、ちょっと寂しい気分であった(勿論アルバムは個々のミュージシャンの所に並べられているが)。

 まあネット販売が常態化しており、HMVもすべての店舗で規模を縮小しているそうだから、これもやむを得ない所だろう。

 結局輸入盤2枚以上で25%オフとの事で、ジャズのコーナーではマイルスとコルトレーンを1枚ずつ、いつか買おうとはおもいつつなかなか手が出なかったPP&Mの「イン・コンサート」を買ったが、私も含め周囲の誰もメンバーズカードを持っていなかったあたりに対面販売式CD不況を実感じた。

 PP&Mの「イン・コンサート」はギターを弾き始め、PP&Mの譜面を買って一生懸命練習した中1~2年の頃から知っていたが、確か当時2枚組で¥4000!だった為、到底手が出なかった。

 スタジオ盤とは違うリラックスした雰囲気でありながら、歌も演奏もキッチリ決まってるし力強さも感じられ、今聴いても実に素晴らしい(MCのジョークが分かればもっと楽しいだろう)。

 この中で印象深いのは「Le Deserteur」、確かフランスの「徴兵忌避」の歌で、日本では加藤和彦が「大統領殿」というタイトルで和訳版を歌っていた記憶がある。命令一つで若者を死地に追いやる偉い人に「血を流すならあなたの血を!」と訴える歌詞は、ベトナム戦争が泥沼化していた当時、私たちの心にも強く響くものだった。

 ちょうど今、ベトナム戦争時のマクナマラ国防長官による渾身の一作「マクナマラ回顧録」を読んでいる所だから、改めて”あの頃”の事を考えてみる事にしたい。

Ppm_in  

Mcnamara

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January/Marcin Wasilewski Trio/ECM2019

 先日のNorma Winstoneに続き、またも新しめのECMピアノ・トリオ盤を購入。輸入盤だと思って頼んだら国内盤、原題は「January」なのに「シネマ・パラディーゾ」なる邦題が付いているのは何とも古めかしく感じるが、これはなかなか良い。

 演ってる人たちの事は分からないが、ボトムがしっかりしていて耽美的過ぎず、初夏の夕暮れにオーディオセットで聴くと、何とも言えない爽やかな空気が感じられる。

 ECMのピアノトリオだと最近は「Tord Gustavsen Trio」が定番なのだろうが、彼らの演奏は時に(私には)繊細過ぎ、睡眠導入剤になってしまうが、こちらの方はそういう心配は無さそうだ。

 ジャケットもECMらしくて良い感じだし、できればアナログで聴いて見たい気がする。

 ヘビー・ローテーションという盤ではないが、時々ふっと聴いてみるにはちょうど良いかな?

Ecm2019

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Distances/Norma Winstone/ECM2028

 最近「音楽鑑賞」より「読書+iPod」の方に大きく傾いてる私、先日某サイトでNorma Winstoneの新作(とはいえ今年1月発売)が出ている事を知り、早速注文を入れた。

 今日職場に届いたので、帰宅後PCではなくオーディオセットで聴いているが、一人住まいの侘びしい空気がふわっと安らぐ独特の音世界に癒されている。

 彼女は「イギリスを代表する女性ジャズ・シンガー」と言われるが、私にとってはECMでの作品が彼女のメインであり、ヴォーカルというよりヴォイスの部分の印象が強い。

 初めて聴いたのは「Azimuth(ECM 1099)だったが、次作「THE Touch Stone」(ECM1130)で、思い切りやられてしまった。その後Azimuthの作品(再結成も含む)、Eberhart Weberの「Fruid Rustle」(ECM1137)、Kenny Wheelerの「Music For Large & Small Ensembles」(ECM1415)の他、自身名義のソロアルバム「Somewhere Called Home」(ECM1337)などもあり、どれも自信を持ってお勧め出来るのだが、何せ20~30年前の作品ばかりなので、今となっては入手しにくい物もあるだろう。

 本作も彼女のヴォーカルとピアノ(今回は夫君John Teylorではない)、管一本(バスクラorソプラノサックス)というシンプルな編成だが、足りない感じは全く無く、貫禄十分の仕上がりになっている。

 一昨日凄惨な事件があっただけに色々考えてしまうが、今はただこの音世界にゆったりと浸っていたい。そんな風に思う。

Distances_2

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いつか自分も故郷に戻るのだろうか?

 現在午前1時半。殆ど眠れなかった当直明けで帰宅した為か夕方思い切り寝てしまい、今は非常にクリア(笑)。

 取りあえず出がらしのほうじ茶を飲みながら食洗機を回し、明日の分の玄米を炊いたりしていたが、ふとデスクの後方にあるオーディオセットが目に留まった。

 5年前、国立病院統廃合で転居を余儀なくされ、移転先の官舎が狭すぎる事から泣く泣くJBL4312Bを手放してボーズの55WERに買い換えたのだが、その後色々あって、オーディオセットは埃を被り、音楽はもっぱらiPodで聴いていた私である。

 まあ現在手持ちのCDは殆ど全てiPodに入れてあるから「別に困らないだろう」と言われればそれまでだけど、ラックを眺めながらその日の気分でCDを取り出し、アナログ感覚のトレイに乗せて聴くというのはなかなかの贅沢だと思う。

 という訳でキースの「サンベア・コンサート」のボックス(7枚組)から適当に1枚を選んでかけたら、偶然にも聴き慣れた「SAPPORO」の美しいメロディが流れてきた。

 この公演は1976年11月18日、前々日くらいに知人から「券あるよ」と言われながらなぜかスルーしてしまった事が、今頃になってひしひしと悔やまれる。

 どちらかというと冬っぽく、ふと見上げた暗い夜空から自分の上に雪が深々と降り注いでくる様なイメージの演奏、時に強い望郷の念に駆られる事もあるが、今夜はそれ程でもない。

 深夜なので小さな音で聴いているが、やはり安物とはいえピュア・オーディオの世界は素晴らしい。先の事が分からないから冒険は出来ないし、価格的にも難しいけど、小遣いをしっかり貯めて、真空管アンプやアナログプレーヤーあたりを真剣に狙ってみようかな。

Sunbear

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Circle Paris-Concert(ECM1018/19)

 ECMに関してはアナログ盤を結構持っていても疎開中で聴けない為、ストレスが溜まる事が多い。最近のチック・コリアからは想像もできないアグレッシヴな演奏を堪能できる「サークル・パリ・コンサート」(2枚組)もそんなアルバムの一つでCDが欲しいのだが、なかなか出てこない上に大抵値段が\5000以上する。

 コレクター嫌いの私は、基本的に貴重盤でも\5000以下を厳守しているので、今までこのCDを見かけてもスルーしていたのだが、最近\1890という信じられない値段で中古盤を入手できた。ジャケットもそれほど傷んでないし盤面もきれい。おそらくあまり詳しくない人が購入し、一回聴いて放り投げたのではないかと予想される。

 勿論リッピングもしたのだが、やはりこの手の音楽はオーディオセットで大きめに聴くのがお約束、さすがに大音量までは無理だったが、パワフルで才気溢れるチックだけでなく、デイヴ・ホランドのベースやアンソニー・ブラクストンの逝っちゃってるリードがかなり快感。

 思わず懐かしの70年代前半(高校生の頃)、地下のジャズ喫茶の世界へぶっ飛んでしまった(笑)。

Ecm1018

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Stages Of A Long Journey/Eberhard Weber(ECM1920)

 出張から戻り、最近某所で入手したEberhard Weberの最新盤「Stages Of A Long Journey」をじっくり聴いている。音楽としても素晴らしいのは勿論だが、個人的な思い入れも重なってしまい、その良さを言葉で表現するのはなかなか難しい様だ。

 彼の演奏に初めて接したのはおそらくPat MethenyのECM第2作「Watercolors」(ECM1097)だったと思うが、その特徴的なベースにショックを受け、アルバムを探したらジョー・パスとの「Intercontinental」に行き当たり、あまりに普通のベースに少々落胆(笑)、結局金欠のくせにECMで彼が関わったアルバムを少しずつ買い揃える様になった。

 あれからもう30年近く経ち、ECMも900番台!何だか信じられないが、要するにこれが「光陰矢の如し」という事なのだろう。

 彼が参加したECM作品というと「Solstice /Ralph Towner」(ECM1060)などJan Garbarekの一連の作品群の他、Gary Burtonの「Ring」(ECM1051)「Passengers」(ECM1092)や上記「Watercolors」があり、「Colours of Chloe」 (ECM 1042)など彼自身のリーダーアルバムも10枚くらいあると思う。

 今回のアルバムは2005年3月に彼のホームタウンであるStuttgartでオーケストラを交えて行われたライヴだが、懐かしの「Silent Feet」(彼の妻が書いたイラストが同封されていたオリジナルアナログ盤=現在疎開中は今も自分の宝物だ)、「The Colour of Chloe」など10曲が収められ、Gary Burton、Jan Garbarek、Rainer Bruninghaus といった彼と親交の深いミュージシャンがゲストとして参加している。

 彼の音楽を全く知らない人にはちょっと取っつきにくいかもしれないが、昔ECMを聴いてたお父さん、ECMをある程度聴いてる若い人には、是非お勧めしたい一枚だと思う。

 今検索したらHMVでは「輸入盤CD3点買うと25%オフ」の対象商品になっていた(笑)。ちょっと損したけどまあいいや(Amazonよりは安く買ったし)。

Ecm1920

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ユニクロTシャツでスペルミス?

 以前も取り上げたユニクロのECM Tシャツ、今回はPat Methenyの出世作「Pat Metheny Group」とこれまた名盤「Off Rump」、3枚で割引になるので、ツアー中の事故で夭逝したCollin Walcottの「Works」を選んで購入した。

 まだ前回買った「Return To Forever」のカモメTシャツを着て喜んでる段階なので気付かなかったが、先程ユニクロからお詫びメールが来て、何と「Collin Walcott」のスペルが「Colin Walcott」になっていたので交換してくれるという。

 まあそういう所にこだわる人は結構いるんだろうけど、Oregonでの演奏は勿論、ECMでの「Cloud Dance」「Grazing Dreams」、ドン・チェリー、ナナ、ヴァスコンセロスとのユニット「Codona」三部作などをこよなく愛する私としては、正直スペルなんてどうでも良いので、このまま珍品として取っておきたいと思う。

 何せ我が家にはジャケット+CD表面の印刷と中身が異なっているECM盤があるくらいなのだから。

Colin

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ECMのTシャツ第?弾

 出張から帰ってきたらユニクロから荷物が届いていた。不在票を持って営業所で小箱を受け取り早速開いてみたが、中身は以前も好評だったECMのジャケットをあしらったTシャツである。

 実は先日何気なくユニクロのサイトを開いたら偶然見慣れた絵柄が目に止まり、一瞬「また店で買えばいいや」と思ったが、最近のユニクロは販売数を少なめにして短いターンでデザインを変えてくるので、確実性重視で4枚を選んだ。

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 左上はお馴染み「RETURN TO FOREVER" CHICK COREA」(ECM1022)、あまりにポピュラーでベタなのは承知しつつ、着る着ないに関わらず手元に置きたくて購入。右上は「A.R.C." CHICK COREA TRIO」(ECM1009)、音楽的にはやや難解だったと思うが、我が家にはCD、アナログ共見当たらない(買った記憶はある)。

 左下は「EOS" TERJE RYPDAL/DAVID DARLING」(ECM1263)、これもかなり好きなアルバムだが、アナログしか無かったので現在は聴けない(アナログ盤は疎開中)。最後は右下「WAVES" TERJE RYPDAL」(ECM1263)、北方派の面目躍如とでも言うべき傑作だが、リズムボックスを嫌う人には×かもしれない。

 ECMのレコードジャケットはやはり芸術である。ファッションには疎いのでTシャツの柄に向いてるかどうかは分からないが、ユニクロには是非この企画の継続をお願いしたい。

 しかしこのトシになってTシャツとジーンズばかり増えてしまうなあ(笑)。

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あれこれやってるうちに

 新しい年になってしまった。PCを更新して以来、音楽環境はデスクトップのiTunesにたっぷり溜め込んだ音楽ファイルと、ネットラジオのクラシック・ロック、それにYouTubeがメインとなり、CDを買うこともめっきり少なくなった。

 年明け早々結婚式や研究会で二週連続東京に行ったが、2回目の時にようやく新宿ユニオンに寄ってECM中古を5枚ほど購入。ひと頃のECMバブル(笑)?も去って値段も下落、5枚で¥6000を切っていたのが妙に嬉しかった。

 今回購入したのは下記の通り
 
 Emergence/Miroslav Vitous(ECM1312・但し国内盤企画物)

 Don Cherry/Lennart/Stenson/Dona Nostra(ECM1448)

 In Full Cry/Joe Maneri Quartet(ECM1617)
 
 Juni/Peter Erskine(ECM1657)

 The Triangle/Andersen/Tsabropoulos/Marshall(ECM1752)

 まだあまり聴いてないのでうまく表現できないが、とりあえずDon Cherryは非常に味付けが濃く、既成のECMという枠組みからは外れている様な気がする。極言してしまえば、同じECMから出ている「Old And New Dreams」の2枚より彼らしさが感じられるという事かも。

 またVitousのソロはさすがに素晴らしいが、やはりベース・ソロというのはメインディッシュにはならず、途中でケニー・ホイーラー的金管揃い踏みが妙に聴きたくなったりするのが不思議。

 Joe Maneriはタイトルからもう少し叫んでいるかと思いきや意外と穏健、残りの2枚はECMらしい気持ちよさはあるものの、まだ今一つピンと来ない。

 それにしてもこの数年、自分の音楽環境は随分変わったが、来年あたりからはやはり本格的アナログ回帰を目指したい。底なし沼かもしれないけれど。

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本当に久しぶりに

 渋谷ユニオンジャズ館(今はジャズ/レア・グルーヴ館というらしい)に行ってみたら、殆どがアナログ盤になっていた。元々アナログがメインの店だったが、中古CDは隅に追いやられ、高価な紙ジャケレア盤などが中心で、ECMは殆ど数枚程度しか見当たらなかった。

 まあこちらは東京nativeではないので、行き当たりばったりで行くしかないのだが、一応ポール・ブレイの「Not Two, Not One」(ECM1670)を安価で見つけ、さらに月並みだがキースの2枚組ライブ「Always Let Me Go」(ECM1800-1801)も¥2000を切っていたので購入した。

 何となく欲求不満気味なので、帰りにHMVに寄って何か漁ろうかと思ったが、なまじ懐が豊かな時にCD店に行くのは自殺行為なので、何とかこらえてホテルに戻った。

 さっき帰宅してポール・ブレイ(+ピーコック、モチアン)を聴いてるが、散漫な部分も多いものの、個人的には好みである。あまり構えて聴くと消耗しそうだから、私としてはデスクワークをしながら流すのが良さそうだが、間合いの取り方が何とも気持ちよく、キーボードを打つ手がふっと止まってしまうかも知れない。

 例えて言うなら空白の多い淡い水彩画みたいな感じかな。

 そういえば発売当初(1999年らしい)、このジャケットの荒涼とした風景に躊躇して手が出なかった記憶がある。いくらECMとはいえ何とも不思議な写真を使ったものだ。

Jacket0020_1

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久々にECM中古盤+新譜漁り

 5/10~13と東京は新宿に滞在、買い物に出る暇は殆ど無かったが、それでも隙を突いてユニオンジャズ館にだけは寄る事が出来た。

 最初は勿論中古、悲しいかな最近は老眼が進み、眼鏡をかけないとCD背面の文字が読みにくい。勿論店内が暗いせいもあるのだが、以前ははっきりくっきり見えたから、やはりトシのせいなんだろう。

 ここの中古は「ECM」という棚だけじゃなく、色んな所に分散して入っているので結構時間をかけて探したが、中古で出る盤は既に持っている物が多く、即決できるモノはあまりないのが現実だ。

 今回は以前から興味はあったがスルーしていたJon Hassellの「Power Spot」(ECM1327・アンビエント・ノイズ系?)の未開封品、月並みだけど安かったのでキースの「Up For It」(ECM1860)、そして長年喉の奥に引っかかった骨みたいな存在だったチック・コリアの「Piano Improvisations 2」(ECM 1020・国内盤中古)を購入。

 このチックの即興?ソロ、かつては2枚ともアナログで持っていたのだが、なぜか2枚目だけが紛失、CDで買い直した時も1枚目はすぐ買ったものの2枚目はなかなか手が出なかった。

 理由はよく分からないが、多分高一の時「Noon Song」にぶっ飛んだ自分としては、2枚目の最初に収められている「After Noon Song」がどうしても引っかかるんだと思う。全体としての出来は悪くないし、音楽としては好きなんだけど・・・。

 この後急に気が大きくなり、新品コーナーに行くと涎が出そうなアルバムがズラッと並んでいた。しかしここはこらえて2枚に絞り、共にArild Andersenの「Sagn」(ECM1435)「If You Look Far Enough」(ECM1493)だけに抑えた。

 中古・新品を問わずECM音盤漁りは「出会いが全て」である。帰宅してさっそくJon Hassellを聴いて悶絶してる私だが、これを聴いたがために「ECM嫌い」になる人もきっといるんだろうな(笑)。

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雨の首都高・アート・ランディ

 家に帰るため空港へ向けて首都高を走っている。持参のiPodから流れるのは初期ECMの代表作?「Rubisa Patrol/Art Lande」(ECM1081)、既に何度か書いているが、初期ECM国内盤はトリオ・レコードから出ていた。そして当時ジャケット写真を上手に使ったブックレットがあり、強烈なリスニング欲と慢性的金欠の狭間でもがいていた21才(=私)は、そのブックレットを舐める様に見ながら、殆ど未知の音世界に思いを馳せていたものだ。

 ルビサ・パトロールは友人に録音してもらったカセットで聞いていたが、レコードを買う機会は無かった。ECMを買い始めた頃はどうしても必聴盤orレア盤に走りがちだったので、何となく「いつでも買えるさ」と思っていたのだが、結局買おうと思った時には入手する事ができなかった。

 今持っているCDは数年前御茶ノ水ユニオンで激安入手した国内盤、ケースは壊れ、ジャケット?も煤けていたが、音飛びさえ無ければ気にしない私にはむしろ安くてラッキーだった。

 土曜日とはいえ三宅坂あたりまで渋滞気味、雨に濡れた鮮やかな緑を眺めつつ聴くのは極上の気分かな。でもやっぱりドイツ盤アナログが欲しい。分厚い重量級のブルーノートの対極にある危ういくらいの薄さから出るあの音は、やはりCDではなかなか得られない。
 
 もう数年して余裕が出来たらやっぱりアナログ回帰を決行だぁ。

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ECMのTシャツ

 mixiに「ECMの深い森」というコミュニティがある。去年の夏だったかちょっと不快な事があったので、しばらく御無沙汰していたのだが、今日ひょんな事からここに辿り着き、何とECMのTシャツが出ている事を知った。

 昔からECMのジャケットはそれだけで一つの芸術だから、Tシャツとかないかなぁと思っていたのだが、今回は何とユニクロから出たので一枚¥1000というのが嬉しい。さっそくユニクロの通販サイトに行ってみるが、結構在庫が少ない様だ。

 全7種類のうち、やはり思い入れが深い「ベルリン・コンテンポラリー・オーケストラ」、パット・メセニー&ライル・メイズの「ウイチタ」、そしてそれ程深い思い入れはないが、キースの「ウィスパー・ノット」(黒)の3枚を注文した。

 もしかするともっと早く気付けば他のデザインもあったのかな?個人的にはやはりAzimuthのセカンド「Touchstone」、キースの「ステアケース」、タウナー&アバクロの「5 Years Later」(廃盤)あたりが欲しいなぁ。

 続編に期待しつつ到着を待つことにしよう(笑)。

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Matchbook / R.Towner&Gary Burton (ECM1056)

 久々にダブり買いをやってしまった。今回の東京出張は結構時間がタイトだったのだが、やはりちょっとした隙を突いて渋谷ユニオンに足を伸ばしてみた。勿論ターゲットはECM中古に絞っていたのだが、ここでやらかしてしまった訳だ。

 冬の東京にはゲイリー・バートンが良く合う事から、ふとこいつをLPしか無いと勘違いして¥1050で買ったのだが、帰宅してみるとしっかりCDで持っていた。

 まあ別に良いんだけど、もう一枚やはり¥1000程度で買った「Changeless/Keith Jarrett Trio/(ECM 1392)が、どっちかというとゴリゴリ系なので、バランスを取ろうと思ったのが失敗だったかな?

 でもまあ深夜しみじみと聴くと何とも安らぐ。1975年、ECM1000番台というだけで、何枚持ってても良いかなと思うけど、やっぱりちょっと悔しい(笑)。

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Tribute/Paul Motian(ECM 1048)

 前回書いた御茶ノ水ユニオンで入手したもう一枚、とにかくECM1000番台は出来不出来に関わらず「見かけたら買え!」が原則の私だが、これに出会ったのは殆ど初めてではないだろうか?

 昔は「良くワカラン」とか「ヘイデンのカラーが強すぎ」と言われていた様だが、今回じっくり聴き込んでみると、実は凄いアルバムではないかと思う。ヘイデン+モチアンというだけでボトムは完璧だし、静謐~混沌まで自在に浮遊するギターも素晴らしい。アルトのCarlos Wardという人はよく知らないが、少なくともここでは哀愁たっぷりのテーマで泣かせてくれる。

 ラストの「Song For Che」(ヘイデン作)のチェは勿論あのチェ・ゲバラだが、最近またあの懐かしいTシャツが売られていたりするのには驚く。とにかく1974年にここまでやってたモチアン&ヘイデンは本当に凄いとしか言いようがない。

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LYRIC SUITE FOR SEXTET/ CHICK COREA & GARY BURTON(ECM1260)

 先日東京出張の折、御茶ノ水ユニオン(Jazz中古)に無理やり寄って見つけた一枚。以前からジャケットが大好きで、できればLP時代に手に入れて壁にかけておきたかったのだが、メジャーな2人の取り合わせにしては入手困難だった様な記憶がある。

 タイトルから分かる様に弦楽四重奏+チックとバートンの2人による演奏、既にチューリッヒのデュオ・ライブを出しているので、基本は同じでひねりを加えました、という印象だが、思ったより硬い部分が多く、今一つ楽しめない様な気もする。

 それでも日曜の午後、時々雪が吹き付けるものの良く晴れた空を眺めながら久々にオーディセットで聴いてみると、張りつめた気持ちが少しずつ緩んでくる。やはり東京出張の際には是非「中古ECM漁り」を決行する事にしたい(笑)。

 それにしてもピュア・オーディオセットで聴くECMはやっぱり良いなぁ。

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今年最後に聴くアルバム

 いよいよ大晦日、今年のラストを飾るにふさわしいアルバムを色々考えたが、結局最近ようやく手に入れた「Urban Bushmen/Art Ensemble Of Chicago(ECM 1211~2)」をじっくり浴びる事にした。

 本来は邪道だろうが、私の場合大抵の音楽はBGMにして本を読んだりネットで遊んだりする事ができる。しかし例えばグールドのバッハとかピアソラの音楽の一部だと、そういうスタンスは到底許されず、スピーカーの前で金縛りになるかヘッドホンをしてマグロになるのが精一杯だ。

 この作品も聴き始めた途端何もできなくなり、ただ音の奔流に身を任せうつろな目をしてニヤニヤ笑っている自分が分かる。まあ危ないと言っちゃあそれまでだが、要は合法的トリップっていう事かな。

 複雑で変則的なリズム、所々スウィングするかと思いきや、白いキャンバスに絵の具でも投げつけた様に、カラフルな音が交錯する。発売時(1982年)から評価が高かった作品だが、今こうして聴き直してみるとまさに歴史的名盤ではないかと思ったりする。

 実は長いこと探していたのだが、独盤CDはとても高くって手がでなかった。つい最近HMVで¥3800という値付けだったので、迷わず買ったのだが、もう少し高くても買っておいた方が良かったかもしれない。

 仕事が忙しい時やこちらのテンションが低い時には無理だろうけど、正月休みに楽しむにはちょうど良い。みのもんた司会の紅白歌合戦なんて「もう勝手にやってくれよ」っていう感じだ(笑)。

 なお今回ウチに来たのは何と西ドイツ盤、どっかの倉庫の隅で10年近く眠っていたのかな?

urban

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"LOVE, LOVE" JULIAN PRIESTER (ECM1044)

 最近どうやら初期のECMがCDで復刻されているらしい。先日例によってAmazonを徘徊していたら、何と幻の名盤「Love,Love」(ECM1044)が載っており、しかも24時間以内に発送!普段はトロくさいおぢさんも、こういう時は電光石火のキーボードさばきでカートに入れ、速攻で決済(ついでにキースの2枚組「Radiance」何と¥1210!も追加)した。

 このアルバムのジャケットの美しさは特筆モノだが、内容の良さと相まって人気が高く、LP時代からドイツ盤は非常に入手困難、CD時代になってからは、かなりのプレミアが付いていてたと思う。

 2~3日で到着したので何度か聴いているのだが、これはが実に素晴らしい。基本的には当時(録音は1973年)の定番であった電化マイルス的なリズムセクション(特にベース)がボトムを支え、真ん中はプロトタイプのストリングス(メロトロンの代用として開発中だったのだろう)、フェンダー・ローズといった鍵盤類が適度に空間を埋め、さらにブラス、ギター、アープのモノシンセ(最早死語か?)とソロ系が上手く散りばめられている。

 おそらく80~90年代に聴いたら陳腐だったのかもしれないが、30年以上経過したために音楽が熟成され(笑)、深い味わいを持つようになった様な気がする。まあ実際には当時高校生だった自分が熟成というより劣化し、このアルバムに鼓舞されていると言った方がずっと当たっているとは思うけど。

 それにしてもこのジャケットは何とも言えない。同じ頃ベストセラーになった小説「カモメのジョナサン」とか同じECMの「Return To Forever」(ECM1022)あたりを連想してしまうが、こうなるとやはりLPが欲しくなるなぁ。

 とにかくこれで¥2304は安い!今は¥2353で残7枚、興味のある方は是非お試しを!
lovelove

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The Ground/Tord Gustavsen Trio(ECM 1892)

巷でポスト”キース”という評判のTord Gustavsen、今回ECMのセカンド・アルバムを買ってみた(ファーストは未聴)。地元ノルウェーではヒット・チャートに載ったという話だが、メロディこそ美しいもののそれ程ポピュラーとは思えない。

 収録はこれまた地元オスロのレインボー・スタジオ、リバーヴの響きもまさにECMらしさ全開だが、正直言って昼間レギュラーのオーディオ・セットで聴いた時はあまりピンと来なかった。

 今は夜更けに独りノーパソにヘッドホンを繋ぎ、仕事をしながら聴いているが、蒸し暑く暗い部屋に時々スッと入り込む涼しい風とこの音楽が緊張した気分を和らげてくれる。

 ポスト”キース”を感じるのはやはり何と言ってもそのタッチだろうが、メロディでも所々でゴスペルっぽい印象を受けるから、そのあたりも評価に入っているのかな?

 聞き流すには繊細過ぎるし、真っ向から向き合うにはやや物足りない気がするが、今後もう少し聴き込んでみたいものだ。

tord

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67才の咆哮

 仕事がちょっと立て込んで一週間ぶりの更新になってしまった。ECMネタが続いて恐縮だが、前回との絡みで、どうしても「Jumping The Creek/Charles Lloyd」(ECM1911)を取り上げなければなるまい。

 先週の記事を投稿してすぐAmazonに注文を出し、水曜日くらいに届いたのだが、一緒に頼んだ「I Have the Room Above Her/Paul Motian」(ECM1902)と共に毎日何度も聴いている。我々の年代でチャールズ・ロイドというと「キースと組んでいたヒッピー崩れのオジサン、そのプレイはかなり濃厚にコルトレーンの影響を受けている」というイメージだが、一旦現役を退き山にこもって瞑想の日々を送っていた彼が、ミッシェル・ペトルチアーニと巡り会ってカムバックしたのは、あまりにも有名である。

 それ以降どちらかというと渋めの路線を行っていた彼だが、このアルバムでは、ピアノにジェリ・アレンを迎え、リズム・セクションには若手を据えている。オリジナルが主で、以前発表したものの再演もあるそうだが、エリントンの「Come Sundy」なんかもやっており、これがまたかなり良い出来。既にあちこちのブログで評されている様に、互いに自分をキープしながらさりげなく繰り出されるインタープレイが秀逸だし、所々でコルトレーンになりきったかの様に咆えるテナーが聴けるのも嬉しい。

 まだまだ彼の年齢までは間があるが、年明けに50才になる私から言わせて貰うと「年取ってから弾けないでどうする?」という感じだ。持ち時間が減ってくると怖い物が無くなってくるし、思い切りも良くなる。肺活量の減少には勝てないかもしれないが、次作、次々作あたりにも期待したい。

 あと作品によって評価が乱高下するジェリ・アレン、本作は◎だと思う。

 jumping

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Dieter Rehmの27年

先日誠文堂新光社の「アイデア」というデザイン専門誌の編集部から一通のメールをいただいた。何でもECMレーベルのデザインを特集するにあたり、あるLPジャケットを探しているという。

 よく読んでみると、今やECMレーベルのジャケット・デザインを多く手がけている事で知られるDieter Rehmが、自分の写真をアイヒャーの元に持ち込み、初めて手がけた作品が「The Touchstone/Azimuth(ECM1130/1978年)らしい。そして今回Rehmの記事を編集する上で、どうしてもこのLPジャケットが必要だそうだ。

 この作品がとにかく大好きな私は、それこそ「磨り減るくらい」聴いたあげくB面に傷を作ってしまい、それでも後生大事にLPを持っていてサイトにもジャケットをアップしていた。ただこのアルバムは古いECMファンならおそらく結構持っている人が多く、まさかプロが東京で探して見つからないほどレアになっているなど想像もしていなかった。

 家の事情で現在LPは札幌のN家に預けてあるので、さっそくお願いして宅急便で送っていただいたのだが、今朝宅急便で雑誌が届いた。記事によれば、Rehmが手がけた最新のジャケットはチャールズ・ロイドの「Jumping The Creek」(ECM1911/2004年)、そういえばAmazonのカートに入れたまま決済を逡巡していたアルバムだ(買わずばなるまい)。

 記事によると「ここに並んだ2枚の間に存在するたくさんのアルバムたちには、語り尽くせないほどの物語が、各々のカバーの裏に存在している」そうだが、この2枚を眺めている私にも、それこそ語り尽くせない物語があった・・・(遠い目)。

 ECMファンとして誇らしい今回の出来事、ただジャケットの痛みが結構ひどかったのが少々残念。

idea

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Das Buch der Klange/Hans Otte(ECM 1659)

 せっかくの週末だったが何かと用事が多く、少し風邪気味だったこともあり家で過ごしている時間が長かった。風邪薬を飲んでぼんやりしながら読書をするのにBGMとして使ったのは久々に聴いたこのアルバム。2001年10月の日記にも出てくるが、今は亡き安原顕氏が紹介していたものである。

 聴き手に独特の空間を呈示する少し不思議な音楽だが、元々耳が悪く表現の引き出しが少ない私には「適度にミニマル化されたドビュッシー」というフレーズが何となく浮かんできた。本業であれ個人的なものであれ何かまとまった仕事をする時に、精神を鎮静しつつ集中力を高める音楽はなかなか無いが、この音楽を聴いていると読書や書き物がとても捗る様な気がする。

 まあ何もしていないと眠ってしまうのかもしれないけど(笑)、なかなかお勧めなのだ。

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Journal Violone II/Barre Phillips(ECM 1149)

 これまた中古盤シリーズ、ジャケットが少し傷んでいるので¥1100はラッキー!私は中身さえ聴ければ外装にはこだわらない、勿論ECMの場合綺麗な方が良いのだが・・。

 さてバール・フィリップスは私の好きなベーシスト、一番最初に聴いたのはリピダルが参加していた「Three Day Moon」(ECM1123)だった。北国の長い冬、暗い部屋に籠もって超深煎りの珈琲にレモンを搾ったロシア風珈琲(モスクワに留学していた先生に教えて貰った)を飲み、鬱々としながらこれを聴いているうちにある種の「トランス状態」を経験したのを思い出す。

 今回見つけたのは「Three Day Moon」に続く作品、いつも通りの安定したベースラインにAina Kemanisのボイスが程良く絡み、その隙間にJohn Surmanのリード+シンセがかぶってくる。まあ初期ECMらしいと言えばその通りだが、このあたりが大好きな私にはまさにストライク!である。

 全部で6パート。演奏時間は40分未満だが、十分満足できる。CD時代に入ってやたら収録時間が長いアルバムもある様だが、オマケは必ずしも得ではないから、LP時代の方が良かったのかもしれない。

 それにしても私は女性のボイスにやたら弱い、Norma Winstoneは勿論だけどカンタベリー系を代表するバンド「Hatfield & The North」のBarbara Gaskinも素晴らしい。

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Class Trip/John Abercrombie(ECM 1846)

最近仕入れたECM中古盤シリーズの一枚、「Cat 'n' Mouse」(ECM1770、これは未聴)と同じメンバーによるアバクロの近作が¥1200とは有り難い。マーク・ジョンソンとジョーイ・バロンという鉄壁?のリズムセクションに支えられ、年甲斐もなく(笑)弾きまくるアバクロに好感が持てる。まあ年といってもまだ還暦、ホーン奏者などに比べればまだまだ行ける年齢であろう。
 
 ただ難しいのはバイオリン(Mark Feldman)の位置付け。バイオリンが先行している場合は良いのだが、それまで休んでいてある局面でスッとバイオリンが斬り込んでくると、楽曲の雰囲気が一気に変わってしまう。大抵は暗から明、閉から開というイメージになるのだが、それが必ずしも常にプラスに向かうとは限らないのである。幸いこのアルバムではそういう展開で聴き手のテンションを落とす事は無い様に感じられたが、人によっては「?」と思うのかもしれない。

 出所は忘れたが、アバクロに関しては「知的で暗くそれでいて美しい」というコピーがあった様な気がする(旧トリオ・レコード時代の宣伝か?←古すぎ!)。本作はまさにそういう路線で個人的にはかなり満足、今度は「Cat 'n' Mouse」でも気長に探そう。

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around6/Kenny Wheeler(ECM1156)

 大型連休の人も今日は最後の休日。こっちは半分くらい働いているので普通の週末感覚だが、それでも適当に寝坊して豆を挽いて珈琲を淹れ、音楽を聴いてくつろげるのは得難いひとときである。
 
 最近はなぜかきちんとCDプレーヤーにディスクを載せて聴く事が多くなった。特に何が変わった訳でもないのだが、少しメリハリを付けたいという気持ちが出てきたせいだろうか。

 昨日に続いてECMを聴いているが、今日の選択はKenny Wheeler。キースと組んだ「Gnu High」(ECM1069)の様に耽美的ではないが、Evan Parker、Eje Thelinの三管が熱く吹きまくる隙間に、Vibraharpがクールに響く瞬間的な美しさは、なかなかレベルが高いと思う。

 母の日とあって用事を足したり買い物に行ったり結構気ぜわしかったが、今日は読書をしながらもっぱらこのアルバムを繰り返し聴きまくっていた。一部フリーもあるし、過激さと美しさが微妙なバランスを取りつつ両立している一枚、彼の作品群の中では割合地味かもしれないが、結構オススメだと思う。

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EON/Richard Beirach(ECM1054)

 今年の冬は最後までしぶとくて、4月に入ってもまだ寒い日や雪がちらつく日があった。今日は久々に朝から天気が良く、ちょっと職場に顔を出したり、用事で外出したりした後は、ゆっくりひなたぼっこをしながら音楽を聴いている。

 さっき何気なく手に取ったバイラークの「EON」、確か彼のECM初リーダー作だった筈だが、この後「Hubris」「ELM」を残して彼はECMを去ってしまう。理由はよく分からないが、通説ではアイヒャーとのトラブルという事になっており、おそらく純粋に音楽的な理由だったのではなかろうか。

 彼がECMから出した3枚のアルバムは今もカタログから落ちており、数年前国内盤で出た時に買ったのだが、今こうして聴いてみると、やはりいつでも聴ける様にして欲しいと思う。

 気になる内容だが、あまりにも有名な「Nardis」、この時期相方だったDave Liebman作の「Places」以外は彼のオリジナル、ECMらしい硬さも良いのだが、その奥に見え隠れする独特の暖かさ、少し緩めの時間感覚が、今日の空気にしっくり来る。

 今は入手困難かもしれない一枚(発売は2000年頃)、もし見かけたら是非どうぞ。

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Chorus/Eberhard Weber (ECM 1288)

今日は少し春らしい日、仕事で疲れた帰り道もちょっとだけ足が軽かった。月曜日とはいえ帰宅後に音楽を聴く余裕があるのも、少し日が長くなったせいだろうか(笑)。

 という訳で、適当にラックから取り出したのは、エバーハート1985年の作品。おぢさんの感覚ではついこの間という感じだが、実はもう20年も経っていたりする。エバーハートらしい良く歌うベースに絡むかなり尖り気味のガルバレク、全体を通してのミニマル感が心地良いが、時々ドラムがボトムを支えてのインプロビゼーションも混じり、飽きさせない。
 
 ただやはりこのアルバムだと「まだ春は遠い」という印象になってしまう。明日はもう少し春らしい感じを追求してみるかな。

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